ここで生きてるず
ツアー2024『走馬灯最後の一枚』はじまる
本日はツアー初日、京都nano。
出発の準備をしながら京都に想いを馳せるなど。今から家を出た途端、ツアーが始まってしまい。2回目のnano。落ち着いた色味で整えられた閑静な住宅街のド真ん中にある。今にも景観条例違反で逮捕されそうな派手な色味の我々は未だ京都の街に馴染めず、周辺を闊歩するだけで気を遣ってしまうだろう。
メンバーと集合。京都まで車を走らせ、まず向かうはタワレコ京都店。そう今作は全国流通なので、各地のCDショップに置いてもらっている。遠く離れた場所に自分の作品が売られている。一昔前には夢にも思ってなかったので、こうやって足を運び自身の目で見ることで、ようやく実感する。
対バンはまるで自主企画かのような絶妙なハマり方をして恐れすら覚える。初めましてのZOO KEEPERは歌が良い。前回nanoで一緒にやり大変カッコよかったAkane Streaking Crowdはポップと切れ味が加速。一緒にやりたくて指名させてもらったTHE HAMIDA SHE'S、帯同のFATE BOX。この空間には本物の音楽が宿っている。次のツアーもnanoから始めたくなる。
ここからツアーが始まる。実感半分、空っぽ半分の頭でステージに向かう。
セットリストの1曲目は“旅路果てる街”。このツアーで帰るべき場所を探す。というかずっと探し続けている。地に足つかぬ今のぼくがいつか、本当の居場所を見つけられますように、と。そこから“轍次ぐ街”へとテンポと時間を加速させていく。背伸びをしないと決めた。思ってないことは言わない。のびのびと音を奏でているうちに気づけば終演。
ここで今のぼくたちを観てくれた人達には特に。今日からツアーファイナルまでに転がって広がっていく、新しいここで生きてるずの世界を体感してほしい。
今まだぼくの脳内は、けっこう空っぽ。スカスカのかいじゅう状態。このツアーが終わる頃に、ぼくの頭はどうなっているのか。変化することに恐れが無く、ただただ楽しみでならない。今までは変わることに怯えていた。それが今はこれ。未来なんて分からんはずなのに、確実な何かがある。希望とかかな。
つぎは広島。遠い^_^