銀河を超える光に

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じんせい #20 [10/21京都GATTACA]

電車で向かう、京都へ。

きょうはメンバー別々で出発したので、電車の乗り方を誰も教えてくれず。大阪には魔物が住んでいるに違いない。

まずJRで乗り替えミス1回。阪急と阪神の違いが判らずミス2回。ようやく無事に乗れたと思いきや阪急で特急や準急ウンヤコンヤでミス2回。例によって遅刻。もし"1日で電車の乗り換えをミスった回数"を競う人が他に居るならばおれはギネス記録を更新した。おれが大阪を嫌いになる前に、地下鉄も含めた全ての電車が1種類になる事を切に願う。

 

きょうは京都GATTACA。
「全人類かみのこツアー」京都編。
だいたいこういう幸先の悪い日は、最後ハッピーになると決まっている。

 

本日のお相手は、The Dilong、HITOKOTO。おれ個人的には知り合いや顔見知りばかりだが、シッカリ対バンするのは今日が初めての皆。この日をはじまりにしようぜ。良い意味でアホな人達が多くて安心した、ここにもおれの居場所はあったのか。悪い意味のアホも居たけど多様性やね。

 

京都GATTACAは初めて来たが、雰囲気、音、かなりもう大好きだ。おれたちをツアーで来させてくれてありがとう。おれは今日のフロア、絶対に忘れん。普段はあまり思わんけど、こういう場所や人たちのために、デッカくならんといかんなと思う。恩返しせんとな。ブッキングのさらちゃん、沢山ありがとう。

 

終電が早い箱が朝まで営業可=始発。これは都会の打ち上げ一般公式。おれは最後まで終電で帰る事を諦めなかった。然らずんばおれはハンナリの星屑になってまうからね。しかし世は無常、終電は光の速さで銀河鉄道をも追い越して消えた。そこからの打ち上げはDilongとの6時間ツーマン。そしておれは星屑に...時空を超え楽屋のソファーで朝を迎える。

かくゆえ楽しかった。

 

阪急の始発(?)に乗りてどうにかJRに乗り替えることが出来た朝7時。車窓から差す朝日がおれの心臓を締め付ける。ノスタルジーに殺されないように、歯を食いしばって座る。

某、京橋駅のホーム。立ち食いうどん屋さんの瘴気に当てられ店内に吸い込まれた。PTAバザーの様なうどん。こういうチープな物ほど時折わざわざお金を払って食べるべきだ。店員さんの"いってらっしゃい!"に背中を押されて会社へと向かうサラリーマン集団。恐らくその中でただ一人おれだけが家に帰る。喉まで出かかった虚しさと訳の分からない罪悪感を、ケミカル満点の出汁で流し込んで家路につく。

残高2円のICOCAを握りしめて、おれだけが帰路につく。

 

僕だけがいない街、オオサカシティで眠りにつく。

 

2022年10月21日京都GATTACA

たいへんさいこうでした。


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