銀河を超える光に

地球生まれ、地球育ち、地球語を話す

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こころの最終処分場

空きの空

視界をちょっとだけセピア色にして、秋の入り口をウロウロしてみる。暖かく見える色眼鏡をかけた。春秋は暖色、夏冬は寒色がよく似合う、なんて勝手に思っている。その中でも秋がいちばん暖かい。こんなにも穏やかな気持ちになれるから。 あなたの髪の色が変…

カミサマ訪ねて

また引越しをした。繁華街の中心からほんの少しだけ外れた眠らない街。住めば都なんて言うけれど、一年のうちに2回も遷都したのは初めて。これでみんな幸せだ、なんて自身の決断を正当化しながら、網戸の壊れた窓から見知らぬ喧騒を仁王立ちで眺めるなんちゃ…

日常を転覆させてまで

幸せの形をした箱舟に、じんわり海水が入っていくのを眺める。 恒久的な幸せは心に安らぎをくれる。だから知らないフリをしながら。 長年連れ添った人とお別れした。 安心にすがればすがるほど、醜くなっていく。安心がまけまけいっぱいに注がれたお風呂に浸…

ダイラタンシーの海

片栗粉でつくったような、硬くて厚い雲をボ~っと眺める。 むしろ修羅の国だよここは。なんて思いながら。 この国は生きやすい。というか、生命を維持しやすい。生活から抜け出すのは容易く無い、生暖かくて可もなく不可もない半快適な環境に、人々は自ずと…

時計とおなじ速さで

引っ越してからは、以前より空が見えるようになった。 高いビルは少なくなり、道や商店街も広く穏やかになった。以前より窮屈さを感じなくなり安堵するも、今まで沸々と感じていた緊張感が薄れることにより人生が後退しかねない、などとひとり押し問答を繰り…

せかいにふたりだけ

知らない星にふたり。 ぼんやりと遠のく意識の中で、たまたまたどり着いた世界の話。 もうこの世界には、二人だけ。青い海も、聳える山岳も、そこに流れる竜脈も全部そこに在るままで、生きとし生けるものはみんな、神隠しのようにフッと消える。この星には…

赤い飴細工

あなたは飴細工のような人だ、と言われたことがある。 最近よく思い出す。不器用な低い音といっしょに。見せていないはずの、必死に隠していたはずの表情、その一瞬の綻びを突かれたかのように感じた。そういう、人間の弱さや翳りに気づいてしまう人。人間の…

さようなら人類(2023)

さようなら2023年の人類。 年越しソバが食えない。 というか諸事情によりここ数週間、1日3食うどんを食っている。メニューは3種類かけ、月見、かきたま。うどんは死ぬほど好きだがさすがにクダンの限界が近い。こんなにも脳の大半がうどん、もとい小麦に支配…

俯瞰ディナヴィア半島

メスを入れられる2時間半前。心は凪の海のように、極めて穏やかだった。というより、只ポカンとしていたのかもしれない。とにかくそこで1つハッキリ気がつく。 おれは今、生きることに身が入っていない。からっぽ?というか上の空というか。生き甲斐を言語化…

郷愁の魔力

人類のみんな。あなたの産まれた場所は? おれは空も海も空気もキレイで、心豊かな街で産まれ育った。不便だし、クッソ雨降るし、ガソリンは日本一高いし、時計の針は鈍く進む。全方位を山で囲まれた県庁所在地の町並みは、自然豊かだが広大ではなく、常に何…

距離ゼロの街

都会に住んでいる。 便利で情緒もあり、多様性に富んだ飽きない街だろう。 便利過ぎる大きな街が、おれには距離ゼロに感じる。どこへでも簡単に行けるが、どこまでもは行けない。見渡す限り平らな街は隠れる場所も潜る場所も無く、どこまで行けど逃げられな…

川臭すぎて…夏

【各位】夏になりました。 大阪の川は臭い。夏の風に当てられすぐにヘドロが溜まりまくる大阪の川は臭い。クッッッサい。ワイも都会の風に当てられて沸々と腐りかけ何となく必死になり命を繋ぐかのように歌っておりこのまま行けば挙句の果てには履歴書にオリ…

カスで居続ける

ステージに立つ者は皆、必ず自分の表現に誇りを持っている。常に何かと戦っている。一生懸命に命を削っている。ホンマか? おれはそれを強要された事がある。自分の中でうまく嚙み砕けず、ただ与えられた使命かのようにステージに上り、天から与えられた25分…

地球最後の日

おれは38℃のありえない太陽。陽は沈み今は2021年12月31日22時20分、何のゴールを定めずこれを書き始める。 年明けを数時間後に迎え流石に年末を感じる。おれは何事にも気持ちが後からついてくるため、よく後悔をする。だから月並みに、感慨深く個人的に今年…

永久西の空を

おれが生きているこの星の夕日は何より眩しく、夜は何より暗い。 あと何秒、生きていられるのか考える。寿命まで生きられるかも分からないのに。残された時間が永久でない事は、み~んな理解している。しかしその時間は簡単に数えられるほどヤワじゃない。だ…

恐怖の正体

衝撃を受けた。 夕方、小学生が駆け足で下校しているような時間。だいたい16時頃かな。住宅街を闊歩する住民にしては、異様に大きく不自然でビビッドな物体が、ゆっくりと移動していた。CGアニメの様な不自然な動き。着物を纏ったヒト型のスポンジのような物…

なみだのせいだ

不器用なあなたへ。 ヘタクソ ボロクソ ヤケクソ ナニクソきったない言葉で見えすぎる夜のモヤモヤを霞ませた。 雨が降ってるから、雷がうるさいから、この星が温かいからつられて悲しい気持ちになるのかもしれない 悲しい事があると涙が出る、考え方が違う…

MDS-001-JP

おれは人間。 人類最大の敵は”めんどくさい”だ。これはとある青年漫画からの引用。最近は異様なほど”めんどくさい”と敵対する場面が多い。確かに人類にとって最強の敵。仮に収容するとすればそれは極めて困難でありオブジェクトクラスはketerだ。 ”めんどく…

全世界、被害者の会。

※このページには偏った持論が含まれます。あなたは、見るページを間違えてます。いますぐ戻るボタンを。 以下、愚文。 発信者。気づかぬうちに影響力を持ってしまっている事がある。望んでなくても、めんどくさくても、責任が生じてしまう。 世知辛い。 特に…