銀河を超える光に

地球生まれ、地球育ち、地球語を話す

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地球最後の日

おれは38℃のありえない太陽。
陽は沈み今は2021年12月31日22時20分、何のゴールを定めずこれを書き始める。

年明けを数時間後に迎え流石に年末を感じる。おれは何事にも気持ちが後からついてくるため、よく後悔をする。だから月並みに、感慨深く個人的に今年を振り返る。

1月 寒かった
2月 寒かった
3月 寒かった
4月 花粉
5月 ちょうど良
6月 雨多かった
7月 暑かった
8月 暑かった
9月 暑かった
10月 星になった
11月 寒かった
12月 寒かった

思い返してようやく、今年が充実した一年であった事に気づく。特筆すべき事ではないが、今年はバンドに区切りを付けた。生まれてから二十数年、冬は寒さに愚痴をこぼし、夏は暑さに愚痴をこぼし、年がら年中なにかにつけて何にでも愚痴をこぼすだけの存在となっていた俺が、ある時期を境にバンドに集中するあまり他の事が気にならなくなり、文字通り前を向くようになった。今年はそのバンド活動に区切りをつけ、きっちり現状と向き合うことができた。おれは今までバンドがあった事に、居場所というか、安心できる場所を重ね甘えていた。だからといって、これからおれの人生が変わっていくワケじゃないもんね。快進撃の準備だもんね。

産まれてから今まで、”今年は色々あった年でした”、なんて思えたことは無い。色々無かった1年なんて、誰も過ごしたこと無いやろ。毎年毎年この時期は、沈みゆく西の空を見ながら、なんとなく生き辛く感じるこの地球での生活を鑑みて、来年はゆっくり穏やかに生きたいと願うフリをしている。

 

おれは真っ当に生きているつもりなんだけどなァ。そうやって何かにつけて世の中のせいにして、おれは来世も生きていく。

だからみんなも、今年のままで走れば大丈夫だ。でも止まるな。

 

地球最後の日の最後の言葉はこれ。

よいおとしを。

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