前日の1日オフは、後に"空白の1日"として語り継がれるであろう。如何せん1日中車で寝て過ごしたからね。惣菜が美味しくて比較的安いスーパーマーケット"OKストア"で買ったお弁当を掻き込んでから会場入り。OKストアも俺たちの歴史として後に語り継がれるだろう。
下北沢は、おれが思っていたよりキラキラしすぎず、親しみのある空間で安心をした。おれはギラギラした景色を見ると身構えてしまうからね。大体やりきったら、下北沢の近くに引っ越そう。
下北沢BASEMENTBAR。憧れていた場所のひとつ。カクヤスの隣にある階段を下り、すぐに入り口。今日のお相手は、ザ・ラブソンズ、YAPOOL、千年ポプラ。ラブソンズはBRONZEで一度おれが見に行った事がある。あとははじめまして。一生の出会いになる事を楽しみにして。You moreのヒトミちゃんは今日もいるしな。
ベースメントバーは、三角形のステージ。おれはこの場所にずっと来たかった。下北沢の町並みをそのまま映したように静かに沸き立つホールの造り、心音を整えるようなお香の香り。ここでライブをする。ここでイッチバン表現してやる。
本番はラブソンズのロックンロールでルーズでポップなステージで幕を開けた。続いて千年ポプラ、そして俺たちの番。初めての場所にもかかわらず、おれたちを観るために電車で何時間もかけて来てくれた人、仕事終わりに音速で駆け付けれくれた人、おれたちを受け入れてくれた人。自然とハッピーなきもちになる空間だった。
BASEMENTBARのナイスキャラなブッカー、おっぺけりょう子。この人がTwitterのDMに連絡をくれた事が、今回の東京遠征のキッカケになった。おれたちと東京とを繋げてくれた。今後の東京ライブも沢山増えたらいいな。もちろんBASEMENTBARでも会おう。
今日も写真はフジ・ヘンドリックスさん。おれたちのステージに"命懸け"を感じ、それに応えるように写真を撮ってくれたという。こんなにもアツい気持ちをもったカメラマンと出会た事、月並みの言葉しか出ず悔しいが、本当に嬉しく思う。
文字通り"肌に合う"空間、ベースメントバー。
おれたちは帰り際、この場所での次の宴の日程を決めて帰った。
2022年11月17日下北沢BASEMENTBAR
たいへんさいこうでした。
写真:フジ・ヘンドリックス