銀河を超える光に

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じんせい #27 [11/15新宿red cloth]

ここで生きてるず、はじめての東京!

今回の旅、ライブは3回だが移動も含めると5日間の遠征、勢い余って東京タワー3つとも全部折ってやるつもりだ。食費は5日で500円で収めてやる。

 

前日13時(昼)。慣れ親しんだ激安レンタカー屋さんに集う生きてる一同。車ガチャに失敗しギュウギュウの車。坂道はベタ踏みで30km/h。ラ・ムーで買い溜めた食料をチョビチョビ消費しつつ、下道を14時間ぐらいかけて、ひとまず神奈川唯一の村にピットイン。ここで夜を明かす。都心は駐車場が高いからね。

ポツポツ雨と肌寒さ。完全に睡眠に入ることは出来ず微睡みズルズルと過ごす。これから始まる東京旅への期待を加速させる。

 

朝を迎え移動。新宿の(クソ)高い駐車場を睨みつけながら、会場入り。デッカイ砦のような赤い看板がお出迎え。今日のお相手は、なち(サバシスター)、リベルターズ、THE STOLEN HELMET、You more、THE SNEAKIN'NUTS。みんな大体はじめまして。You moreは何で東京おるんや、、。

 

レッドクロスは、絵にかいたように、ロックンロールを行うための場所だ。この場所の何がおれにそう思わせるのかは分からない。赤基調に金装飾、中華料理屋チックな看板、派手な照明器具。ロックンロールと紐づけ難い妙な空間が、人々を鼓舞しロックンロールさせる。デカい音に最強のアンプ、カッコ良い人のためのステージだ。

 

おれたちの出番は最後から2番目。初の東京、気合が入りすぎて空回りせんばかり、エンジン回しすぎライブ。これで良い、とは思わない。が、いまのおれたちの全てを体現できずして何がステージだ。ぶん回しすぎて脳の血管切れるかと思った。

 

きょう写真を撮ってくださったのは、フジ・ヘンドリックスさん。おれたちがバンド発表した時から、SNS等でずっと気にかけてくれていた。自分達を良いと思ってくれている人と一緒に作品を創ることができるのは、何よりも気持ちが入る瞬間。全力で空間を生み出す人と、その瞬間を全力で切り取る人。いろんな正の思惑が混ざり合い、熱のこもった作品を創らせてしまう。

 

おれたちもただ、その一つになれたら。

 

2022年11月15日新宿red cloth

たいへんさいこうでした。

 

写真:フジ・ヘンドリックス